メス猫の発情と避妊手術~前編~

まめ

小休止は終わりにして、病院・病気編を再開します。今回は猫の避妊手術について書きたいと思います。

先ずはメス猫の事から。

発情期は年に2~3回あります。本能からか、暖かくて食べ物も多く、安全に子育てがしやすい2月~4月頃と6月~8月頃がピークと言われています。発情期を迎えると以下のような行動をするようです。

  • 時間関係なく独特な声で鳴く
  • 外に出たがる
  • 腰辺りを触ると腰を持ち上げて足踏みする
  • 仰向けになってクネクネと寝転ぶ
  • トイレ以外の場所で粗相をする

この様な行動が見られたら発情のサインかもしれません。

猫の妊娠率は高く、ほぼ100%妊娠すると言われています。そして、個体差はありますが、一度の出産で3~6匹程の子猫が産まれます。ですので、子猫が産まれても育てる環境に無い場合や交配の予定が無い場合は、避妊手術を受けさせるのが一般的です。

避妊手術のメリットとデメリットは以下のことが言われています。

【メリット】

・計画に無い妊娠の回避

・発情期の鳴き声防止

・交尾できないことに対するストレスの軽減

・病気(子宮や卵巣系・乳がんなど)の予防

・発情期の脱走や病気リスクの軽減による長寿化

 

【デメリット】

・手術や麻酔のリスク

・食欲増進による肥満

 

手術時期についても個体差がありますが、良いとされているのは初めての発情が来る前です。生後4~8か月が適当だと言われていますが、それよりも早く発情期が来てしまう猫もいますので、詳しい時期は獣医さんと相談されると良いと思います。また、猫を購入した方は販売先で月齢が分かりますが、野良猫の場合はちゃんとした月齢が分かりませんので、保護してすぐに病院に連れて行った際に月齢を予め尋ねておくと良いかもしれませんね。

避妊手術には時期も重要ですが、体重2kg以上を重要視する病院も多いようです。と言うのも、小さいと手術に耐えられないからです。また、病院にもよりますが、発情中は血流が増える為、発情期の猫に対しては術中のリスクを考慮して、発情期が終るのを待つ場合があります。その辺りも獣医さんに相談されると良いと思います。

因みにまめの場合は、保護時360gしかなく、体重を増やしている最中に発情期を迎えてしまいましたので、発情期を終えてから避妊手術を行いました。

エリザベスウェア(術後服)を着て寝るまめ

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