まめの名前の由来

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突然我が家にやって来た子猫が無心でミルクやフードを完食するのを見ると、何時から食べていなかったのだろうと胸が痛む。そして母猫を探しているのか、出せる限りの声で鳴く姿はどこか不安気で寂し気だ。産まれてから今の大きさになるまでは、きっと母猫が世話をしていたのだろうから無理もないことだ。

これからどうするのかは昨日の今日で考えられなかったが、寂しい思いをしている分、私が精一杯面倒を見ようと心に決めた。先ずはこの子猫と向き合う為に名前を付けることにした。この子と心で通じ合えるような名前が良い。そう思った瞬間何の迷いも無くある名前が思い浮かんだ。

「まめたろう」

この名前は私が中学生の頃に愛読していた漫画『まっすぐにいこう。』という作品に出てくる雑種の犬の名前だ。主人公の女の子である郁ちゃんの飼い犬で、郁ちゃんの彼氏に嫉妬しちゃう程郁ちゃんが大好き。郁ちゃんもまめたろうが大好き。そんな関係性に憧れて好きで読んでいた漫画だ。

命に縁があって我が家に来た子猫。母猫とはぐれた分、この子にはたっぷり愛情をかけてあげたい。そしてまめたろうのように愛される子になってほしい。私の頭の中にはもう「まめたろう」しか無かった。夫に断りも無くこの名前に決めようと思った瞬間、ふとある疑問が湧いてきた。この子は果たして雄なのか?と。女の子だったら「たろう」はまずい。子猫の性別をどうやって見分けたらいいのか・・・。病院が開くまで待ってはいられない。今すぐ名前で呼びたいその衝動に駆られて見分ける方法を必死で探していたその時、子猫が箱から出そうになったので思わず叫んだ

「まめ!!」

・・・・・?!

これなら女の子でも行けるのではないか?そう思うと私の疑問は吹き飛んだ。豆粒のように小さくても生きようと必死で、その健気さが何とも言えず愛おしい。私たちが飼うにしても里親を探すにしても、とにかくまめたろうの様に飼い主に愛されてほしい。そう思いを込めて

「まめ!」

改めてそう呼んだ。すると返事をするかのように鳴いた。気に入ってくれたのか気に入らなかったのか、何故鳴いたのかはまめにしか分からない。でも、今では呼んだら来てくれる。振り向いてくれる。きっとそれが答え・・・かな?

危うくまめたろうになるところだったね💦今では良い思い出だ(*´ω`*)

豆粒の様に小さいまめ

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