最近見たテレビで、当時被災された方が「震災から10年って言うけど、自分たちはあれから時が止まっている」と仰っていました。確かに10年と言えば数字的には区切りが良いので節目というか、そういう風に取り上げがちですが、被災された方達からすると区切りなんて無いですよね。前回の投稿でも書きましたが、被災していない私でも、あの時画面を通して見た映像は目に焼き付いています。
この震災では多くの尊い命が奪われました。人はもちろんですが、多くの生き物も犠牲になりました。生きている私たちはその命を無駄にしない為にも、あの日を教訓に、いつ起こるかもしれない災害に備えなければなりません。また、被災しながらも映像などを残して下さった方が多くいらっしゃったお陰で、この10年で命が助かる行動のヒントを得ることができたので、それを活かさなければなりません。
我が家は東日本大震災以降、3月11日と防災の日の9月1日に避難用のリュックの中身や備蓄品を確認するようになりました。そして2019年にまめを迎え入れてからは、まめを連れた避難時の荷物についても考えるようになりました。
車で避難所まで行ける場合は、猫用トイレなどまめに必要な物はほとんど積めますし、車で過ごせばまめを自由にさせられますが、徒歩で避難するとなるとそうはいきません。徒歩での避難を考慮して、非常用持ち出し袋を後ろに背負い、まめを前に背負って両手をなるべく空けられるようにする為に、キャリーはリュックタイプを購入しましたが、だからといって空いた両手で猫用トイレを持ち運ぶというのは現実的ではありません💦トイレ問題はとても悩ましいです。完全室内飼いですので、外を歩かせたことがありませんので、ハーネスを着けて外でさせることができるかどうか・・・。
災害時に直ぐに命を守る行動ができるのか、東北大震災以降シミュレーションはしたことがありますが、まめを連れてのシミュレーションは何となくでしかできていません。繊細な生き物なので、地震に驚いて隠れてしまったり、リュックに入れるのに時間がかかる可能性もあります。
自分の命も守りたい。まめの命も守りたい。その為にはどう行動するべきか、日本や世界が胸を痛めた3月11日に、改めて考えたいと思います。
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